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「チャレンジデー2019」が葛巻町と滝沢市で実施されました
2019年6月5日
5月29日(水)、令和最初のチャレンジデーが全国各地で実施されました。
チャレンジデーは,毎年5月の最終水曜日に行われる住民総参加型のスポーツイベントです。
人口規模の同じ自治体同士で,午前0時から午後9時までの間に15分間以上の運動やスポーツを行った人の参加率を競い合います。運動やスポーツの種類は問われません。
盛岡広域では、25年連続金メダルを目指す葛巻町とチャレンジデー初開催の滝沢市が参加し、葛巻町は姉妹町村の沖縄県北中城村(きたなかぐすくそん)、滝沢市は鹿児島県奄美市と対戦しました。
対戦結果
【カテゴリー3(人口15,000~35,000人未満)※カテゴリーを超えての対戦(葛巻町はカテゴリー2)】
【勝】岩手県 葛巻町(金) vs 沖縄県 北中城村(銅)
葛巻町(くずまきまち) | VS | 北中城村(きたなかぐすくそん) | ||
実施回数 | 25回目 | 実施回数 | 初実施 | |
人口 | 6,203人 | 人口 | 16,568人 | |
参加者 | 4,135人 | 参加者 | 3,454人 | |
参加率 | 66.7% | 参加率 | 20.8% |
【カテゴリー4(人口35,000人~75,000人未満)】
【勝】鹿児島県 奄美市(金) vs 岩手県 滝沢市(銀)
奄美市(あまみし) | VS | 滝沢市(たきざわし) | ||
実施回数 | 11回目 | 実施回数 | 初実施 | |
人口 | 43,317人 | 人口 | 55,288人 | |
参加者 | 24,411人 | 参加者 | 21,431人 | |
参加率 | 56.4% | 参加率 | 38,8% |
町民が一体となって25年連続金メダルを目指す
チャレンジデーのベテラン・葛巻町
葛巻町では今回が25回目の参加となり、初参加で姉妹都市の北中城村と対戦をしました。これまでの葛巻町の通算成績は16勝11敗1引き分け、平成7年の初参加以来24年連続で金メダル*を獲得しています。(※カテゴリー3では55%以上、カテゴリー4では51%以上の参加率が金メダルの条件)
あいにくの悪天候ではありましたが、午前8時から葛巻町役場前ではラグビーボールパスリレーが開催され、ラグビーワールドカップ2019™盛り上げのため、役場職員と地元住民が大きな円を作りラグビーボールをパスしていきました。パスリレーは15分以上行われたため、チャレンジデーのカウント対象になっています。
昨年10月に盛岡市で行われた盛岡マチナカラグビーボールパスリレーでパスをつないだラグビーボールも、葛巻町で新たにパスをつなぎ、葛巻町のキャラクターである「ミルンちゃん」が町長からパスを受け取りトライを決めました。
今年は北中城村との姉妹都市提携30周年の記念ということもあり、葛巻町と北中城村の名称とキャラクターがプリントされたポロシャツを着用してチャレンジデーに臨んでいます。
葛巻役場内では、輪投げと、硬いボールをスティックで打って得点の書かれたゴールを狙うスカットボールが行われ、役場に来た方々が簡単にチャレンジデーに参加できるように工夫されていました。
また葛巻小学校体育館ではチャレンジデーに合わせて、町民まなびぃ学園総合開講式と、葛巻福祉大学開講式が開催され、地元のシニアの方々と葛巻小学校の生徒たちが一緒に軽体操とレクリエーションを行いました。
葛巻小学校でもパスリレーが行われ、子供と大人が交互に楽しそうな様子でパスをつないでいきました。レクリエーション後には「シルバーリハビリ体操でますます元気に!」というテーマで健康講座も開催されました。
道の駅くずまき高原では外で輪投げとストラックアウトの体験を行っており、道の駅を訪れた観光客に声かけをしてチャレンジデーへの参加を促していました。
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金メダルを24回連続で獲得している葛巻町は、今年も見事25回目の金メダルを獲得!北中城村に勝利しました。通算成績は17勝11敗1引き分け。チャレンジデーのルールとして勝利した市町村の旗が、一週間対戦相手の庁舎のメインポールに掲揚されます。
葛巻町のチャレンジデーを主催している葛巻町教育委員会事務局の吉澤晴之氏は、「今年で25年目の開催で町民のほどんどの方はチャレンジデーを知っている。葛巻町にはラグビー部がないため、今回のパスリレーで初めてラグビーボールに触れた方も多いのではないか」と、パスリレーの手ごたえを伝えてくれました。
葛巻町チャレンジデーに参加された方の感想
<葛巻町地域おこし協力隊 鶴木さん・佐々木さん>
今回でチャレンジデー参加は2回目。大人数で行うスポーツは葛巻町では珍しいので楽しい。役場前で朝行われたパスリレーでは、違う課の普段交流がない方とも交流できてよかったです。
<町民まなびぃ学園総合開講式・葛巻福祉大学開講式 参加者 大石 ツナさん>
これまで何回か参加していて、去年も来ました。みんなの元気な顔がみれて楽しい。一年に一度の楽しみになっています。
<町民まなびぃ学園総合開講式・葛巻福祉大学開講式 参加者 男性>
葛巻に住んでいて5回目くらいの参加。今回も来てよかった。
<町民まなびぃ学園総合開講式・葛巻福祉大学開講式 参加者 田向 良枝 さん>
盛岡でも開催しているジャズ体操の先生をしていて、チャレンジデーには第一回目から参加しています。毎年楽しみです。
<道の駅くずまき高原 チャレンジデー参加 片さん>
思いがけず久々に運動ができて楽しかったです。ボールを握ったのは久しぶり。ストラックアウトで7枚も落とせた。
岩手県のプロスポーツチームが滝沢総合公園アリーナに集結!
チャレンジデー初開催の滝沢市
滝沢市では今回が初のチャレンジデー開催となり、様々なスポーツイベントが開催されました。滝沢市の対戦相手は沖縄県奄美市で過去に11回の実施経験があるチャレンジデーのベテランです。
滝沢市ではスポーツパルの登録施設にもなっている滝沢総合運動公園を中心に、市内各所でスポーツへの取り組みが行われ、幅広い年齢層の人々が楽しく各所で汗をながしていました。さらにチャレンジデーの参加者全員に、参加証として滝沢市の公式キャラクター「ちゃぐぽん」のマグネットシートが配布されました。
滝沢市立滝沢南中学校では、14時40分から全校生徒参加のラグビーボール・パスリレーが開催され、724人の学生と教員がグラウンドに大きな円を描くように並びラグビーボールを回していきました。パスを強く投げたり高く投げ上げたり隣の人が取りやすいように優しく投げたりと、人によってパスに個性がでるパスリレーでしたが、みんな笑顔で楽しそうに声をあげながらパスを回していました。
チャレンジデーを開催している笹川スポーツ財団理事の武藤泰明氏は、「良いものを見せてもらって感謝。この30分間で皆さんは自分のためだけでなく誰かのため・釜石のために運動をする珍しい体験をした。スポーツにはそのような側面があることを知ってほしい。2度目はいつ・何のために・誰とやろうかということを皆さん自身が考えて実行してほしい。そうすることで人と人との繋がりがもっと強くなる」と学生たちに伝えました。
学生代表として挨拶を行ったラグビー部部長の渡部達己さんは、「700人越えでパスリレーができたことは貴重な体験で、全校でボールをつないで楽しめてよかった。またやりたい」とインタビューに答えてくれました。
滝沢市で新たに繋がれたラグビーボールはラグビーワールドカップ2019™に向けて釜石市へ届けられます。
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滝沢総合運動公園アリーナでは、17:00から19:00までプロサッカーチームのいわてグルージャ盛岡によるフットサル体験教室、プロバスケットボールチームの岩手ビッグブルズによるバスケットボール体験教室が行われました。岩手県のプロスポーツ2チームが同じ体育館でハーフコートずつ同時に体験教室を行うのは大変珍しく、現役選手に直接ボールの扱い方を教えてもらえる貴重な体験教室でした。
いわてグルージャ盛岡によるフットサル体験教室に参加した子供たちは、少し離れたところに置いた的(ボール)に蹴ったボールを当てられるかに挑戦していました。なかなか当てることのできなかった一番離れた的にうまく当てられたときはみんなが拍手をして喜びました。
岩手ビッグブルズによるバスケットボール体験教室では、選手がブロックしているところをうまく潜り抜けてシュートを打つ挑戦をしていました。男子グループと女子グループに分かれて、準備体操から投げ方まで教えてもらっていました。
滝沢市のチャレンジデー参加率は33.8%で、残念ながら沖縄県奄美市の56.4%には及びませんでしたが、初開催で2万人以上の参加者をスポーツに巻き込み銀メダル*(カテゴリー4では28%以上51%未満の参加率が条件 )を獲得する大きな成果となりました。
滝沢市チャレンジデーに参加された方の感想
<いわてグルージャ盛岡 フットサル教室参加 早坂みゆき さん・はるか さん・こう さん・いさみ さん>
みゆき さん:子どもがサッカー教室に通っているが、普段サッカーをやっている姿を見られないので、サッカーをやっている姿を見れて嬉しかったです。
はるか さん:ボールを蹴るところが楽しかった
こう さん:(選手の)お兄ちゃんが優しかった。ボールを蹴るのが楽しかった
いさみ さん: ボールを蹴るのが楽しかった
<いわてグルージャ盛岡 フットサル教室参加 小川 睦美 さん・幸多郎 さん>
睦美さん:26日にグルージャ盛岡のホームゲームを観戦しに行った時に体験教室のことを知って、楽しみにしていました。マンツーマンで教えてもらえて、楽しそうにしていたので良かったです。
幸多郎さん:シュート練習が楽しかった。選手のお兄ちゃんたちが強くて優しかった
<岩手ビッグブルズ バスケットボール教室参加 関村 空希 さん・福田 晃大 さん>
とても楽しかったです。中でもシュートの練習が良かった。選手がカッコよくて、(体験教室も)とても分かりやすかったです。将来バスケのオリンピック選手になりたい!
<岩手ビッグブルズ バスケットボール教室参加 雄野 亜美 さん・美月 さん>
亜美さん:ディフェンスをコーチがやってくれてとても楽しかった。バスケを始めたばかりだけどさらに好きになった
美月さん:シュートが決められて楽しかった
<バドミントン教室参加 寺舘 敏樹 さん・かなえさん>
学校でチャレンジデーのチラシをもらったので初めて来た。これから参加なので楽しみ。
まとめ
午前中はあいにくの雨でしたが、午後からすっきり晴れてスポーツ日和になったチャレンジデー2019。チャレンジデーが1年に1度の恒例イベントとして町民に浸透している葛巻町と初開催の滝沢市、どちらもチャレンジデーをきっかけに多くの人がスポーツに楽しく取り組む日になりました。スポーツを通して対戦相手を称えあい、市や町同士の友好を深めるチャレンジデーはとても素敵な試みだと思います。
来年の5月最終週水曜日には、盛岡広域からもたくさん人を呼んで、今年よりも多くの人にチャレンジデーに参加してもらえることを期待しています。
関連情報
チャレンジデーとは(笹川スポーツ財団HP)https://www.ssf.or.jp/about/tabid/438/Default.aspx
【対戦結果報告】『チャレンジデー2019』(NPO法人葛巻町スポーツ協会HP)http://kuzumaki-taikyo.org/?p=5686
38.8%で銀メダル~市がチャレンジデー初参加 (滝沢市HP) http://city.takizawa.iwate.jp/news_2019/news010529.html
お問い合わせ
葛巻町チャレンジデー実行委員会
(NPO法人葛巻町体育協会 電話0195-66-3607/葛巻町教育委員会事務局 電話0195-66-2111(内線272)
滝沢市チャレンジデー実行委員会
(滝沢市教育委員会事務局 生涯学習スポーツ課 電話 019-656-6588)
盛岡市スポーツツーリズム推進室
TEL 019-603-8009 FAX 019-603-8015 E-mail: sports-t@city.morioka.iwate.jp