NEWS
いわて盛岡シティマラソン2019が開催されました
2019年11月15日
10月27日(日)、盛岡市制施行130周年を記念して盛岡の中心市街地を走る初の本格的なフルマラソンとなるいわて盛岡シティマラソン2019が開催され9,000人超のランナーが盛岡の名所を巡るマラソンコースを駆け抜けました。
東北地方の県庁所在地で初めて行われた本格的なフルマラソン
今大会が第一回目となるいわて盛岡シティマラソン2019では、フルマラソン(42.195km)、ファンラン(8.8km)、ペアラン(2.5km)の3種目に分かれ、ランナーは盛岡の秋の風景を楽しみながらマラソンに臨みました。
岩手大学をスタートして、岩手銀行赤レンガ館や盛岡八幡宮、志波城古代公園の前を通過し、長く続く上り坂を越えて御所湖で折り返し、盛岡市中央公園がゴールとなる42.195kmのフルマラソン、中央通りをはじめ盛岡八幡宮の参道など、沿道に観客が絶えない街中を走る8.8kmのファンラン、岩手大学から盛岡市役所までを親子や家族・カップルなどで一緒に走る2.5kmのペアランの3つのマラソンコースはすべて盛岡の中心街を通るコースとなっており、走りながら風景を眺めたり、携帯などで写真を撮りながら走るランナーもみられました。
ゴール地点近くの盛岡タカヤアリーナでは、大会前日から当日にかけてマラソンに参加するランナー以外も楽しめるよう「いわて盛岡シティマラソンEXPO2019」が併催され、盛岡さんさ踊りやトークショーなどのスペシャルステージや大会スポンサーブース、ご当地グルメが楽しめる飲食ブースなどが出展されました。
マラソンを盛り上げる豪華ゲスト陣
今大会を盛り上げるため豪華ゲスト陣が駆け付け、スペシャルゲストとして俳優の石田純一さんが2.5kmのペアランに参加しました。
ゲストランナーとして、箱根駅伝にて「山の神」と呼ばれたプロランナーの神野大地選手、ものまねアスリート芸人M高史さんがフルマラソン参加し、盛岡市出身のプロボクサー佐藤洋太さんと、アスリート芸人の萩原拓也さんがファンランに参加。神野大地選手のモノマネ芸人松下シュートさんがペアランに参加しました。大会アンバサダーの盛岡市出身のモデル・六串しずかさんもフルマラソンに参加しました。
スタート地点で出走するランナーとハイタッチをしたり、マラソン途中で声かけをしたりしていわて盛岡シティマラソンを大きく盛り上げてくれました。
ランナーの活力になる盛岡特産品のおいしいお振舞と完走賞!
フルマラソンコースには13の給水所が設けられ、水とスポーツドリンクの他、盛岡りんごや盛岡のお菓子、おにぎり、福田パンなど盛岡の名物が用意されました。ゴール後には盛岡三大麺(わんこそば・盛岡冷麺・盛岡じゃじゃ麺)が振舞われ、ランナーたちは盛岡の名物に舌鼓を打ちながらマラソンの疲労を癒していました。
フルマラソンを完走したランナーには、いわて盛岡シティマラソンでしか手に入らない南部鉄器製の黒いメダルとフィニッシャーズタオルが贈られ、完走を称えてゴール直後に首からメダルを掛けてもらっていました。
ファンラン完走者には靴紐やゼッケン止めなど、ペアラン完走者には缶バッヂやシライシパンなどが贈られました。
いわて盛岡シティマラソンを支えるボランティアと応援
いわて盛岡シティマラソンには2000人以上のボランティアが参加し、給水ポイントや会場誘導など、数多くの場面でいわて盛岡シティマラソンを支えていました。スタート直後の盛岡一高前ではバンカラ応援団の力強い応援が響き、沿道には多くの観客が集まって横断幕や手旗を振ったり掛け声をかけたりとランナーにエールを送りました。盛岡八幡宮の前では華やかな山車がランナーを迎えました。
※右クリックで写真が切り替わります
いわて盛岡シティマラソン2019参加者の方々の感想
フルマラソン男子1位 河野孝志さん(埼玉県)
年に5回はフルマラソンに参加していて、今回は盛岡の友人に会いに来た。地方の大会で初開催だが、いわて盛岡シティマラソンは非常に良かったと思う。楽しく走ることができた。
フルマラソン女子1位 鈴木絵里さん(秋田県)
花巻や北上のマラソンには出場したことがあるが、今回初めて盛岡で走ることができて、応援も多く良かった。マラソンコースとしてはアップダウンがきつく25kmから35km付近が大変だったが、後半は下り坂のため楽に走れた。自己ベスト更新を目指していたが少し超えられなかったのは残念。お振舞の盛岡三大麺は美味しかった。
フルマラソン男子2位 島智也さん(岩手県)
出身が盛岡で同級生もたくさん出場していた。1位の河野さんとは友人。寒かったが走るのにはちょうど良い気候で、沿道からの応援も良く、楽しく走ることができた。年1回はフルマラソンに参加するようにしているが今回自己ベストが出せて満足できる結果だった。
フルマラソン参加者 菅野伸さん(岩手県)
陸前高田からの参加で大学が盛岡だったため盛岡の街には慣れていた。15年ぶりのマラソンだが半年間ほどトレーニングして3時間目標で走れるようになった。25km付近がきつくて景色を楽しむ余裕がなかったが、全体を通して沿道の声援が良かった。
フルマラソン参加者 大坂雄一郎さん(千葉県)
千葉からの参加で大学の陸上競技部で参加した。2時間50分を目標としていて目標を達成できてよかった。前半は楽かなと思ったら御所湖あたりがつらかった。また参加したいと思う。
フルマラソン参加者 竹中広喜さん(宮城県)
仙台からの参加で、3時間10分を目標としていて達成することができた。御所湖のアップダウンがきつかったが、街中の応援が多くて頑張れた。思ったよりタフなコースだった。お振舞のおそばがおいしいかった。
ファンラン参加者 渡辺一弘さん(東京都)
盛岡に知り合いがいて、東京から初めて盛岡に来た。昨日は中尊寺を巡れた。最初寒かったが気持ちよく走ることができた。また参加したいと思う。
ファンラン参加者 赤坂さん(岩手県)
奥州市からの参加で、奥州市きらめきマラソンでパンフレットをもらったのがきっかけで参加した。10kmのマラソンは何回か走ったことがあるが、今回は街中を走るコースだったためずっと応援してもらっていて嬉しかったし、疲れたが楽しかった。
いわて盛岡シティマラソン総合優勝者(グロスタイム)・年代別優勝者(ネットタイム)
種目 | 部門 | 大会記録 | 氏名 | 都市名・所属 |
フルマラソン男子
|
男子総合 | 2:23:15 | 河野 孝志 | 埼玉県 |
18~24歳 | 2:32:59 | 杉山里空 | 岩手県・盛岡大学陸上部 | |
25~29歳 |
2:32:44 | 岡崎友哉 | 東京都・キャタピーRC | |
30~34歳 |
2:36:19 | 菊池翔 | 岩手県 | |
35~39歳 |
2:33:29 | 治田寛郎 | 東京都 | |
40~44歳 | 2:30:15 | 畠山賢司 | 宮城県 | |
45~49歳 | 2:41:44 | 遠藤剛 | 東京都 | |
50~54歳 | 2:49:10 | 安田一征 | 青森県 | |
55~59歳 | 2:50:09 | 千田布美夫 | 岩手県 | |
60~64歳 | 3:10:39 | 石川次夫 | 岩手県 | |
65~69歳 | 2:56:39 | 谷義夫 | 茨城県 | |
70~74歳 | 3:19:01 | 奈良兼義 | 北海道 | |
75~79歳 | 3:30:25 | 古川良孝 | 福島県・郡山健走会 | |
80歳以上 | 5:41:07 | 川西勇夫 | 神奈川県 | |
フルマラソン女子 | 女子総合 | 2:50:48 | 鈴木 絵里 | 秋田県 |
18~24歳 |
3:29:20 | 阿部ひかる | 岩手県・青森県立保健大学 | |
25~29歳 |
3:17:33 | 鳥屋部絢香 | 宮城県・なでしこRC | |
30~34歳 |
3:15:53 | 中井千尋 | 岩手県 | |
35~39歳 |
3:17:31 | 橋本裕美 | 青森県 | |
40~44歳 | 3:21:48 | 加藤礼子 | 宮城県 | |
45~49歳 | 3:17:18 | 広田和子 | 千葉県 | |
50~54歳 | 3:33:41 | 小野寺幸子 | 神奈川県 | |
55~59歳 | 3:24:41 | 藤澤洋子 | 北海道 | |
60~64歳 | 3:27:35 | 赤坂玲子 | 岩手県 | |
65~69歳 | 4:00:02 | 菅野まさえ | 宮城県 | |
70~74歳 | 3:58:17 | 佐貫せい子 | 栃木県 | |
75~79歳 | 4:27:55 | 石崎民江 | 東京都・霞ヶ丘楽走会 | |
ファンラン男子 | 男子中学生の部 | 0:28:38 | 髙尾啓太朗 | 千葉県・旭市立第二中学校 |
男子高校生の部 | 0:28:10 | 立花光星 | 岩手県・盛岡工業 | |
男子39歳以下の部 | 0:28:21 | 小野大輔 | 岩手県・岩手大学 | |
男子40歳以上の部 | 0:30:38 | 桝本和大 | 岩手県・CIA | |
ファンラン女子 | 女子中学生の部 | 0:38:39 | 福田杏理 | 岩手県・仙北中学校 |
女子高校生の部 | 0:42:28 | 中村彩乃 | 岩手県・盛岡南高校 | |
女子39歳以下の部 | 0:32:36 | 野田栞莉 | 岩手県・なでしこRC | |
女子40歳以上の部 | 0:39:56 | 佐藤かずみ | 岩手県・奥州市健康増進課 | |
ペアラン | 0:09:17 | 山田泰裕 山田陸 |
※グロスタイム スタートの号砲から選手がフィニッシュラインを通過するまでの時間 ※ネットタイム 選手がスタートラインを通過してからフィニッシュラインを通過するまでの時間
いわて盛岡シティマラソン2019を終えて
多くの市民やボランティアに支えられて実現した第一回目のいわて盛岡シティマラソン2019は、多くのランナーから、沿道での応援が絶え間なく続いていて力になったし、盛岡の風景を堪能することができてお振舞もおいしく、とても良かったという感想をもらいました。大規模なイベントながら大きな混乱や事故もなく無事開催され、盛岡のスポーツの秋に新しい風を吹き込んだいわて盛岡シティマラソン2019でした。
リンク先
お問い合わせ先
いわて盛岡シティマラソン2019について
いわて盛岡シティマラソン実行委員会
電話 019-626-3111
本記事について
盛岡市スポーツツーリズム推進室
TEL 019-603-8009 FAX 019-603-8015
E-mail: sports-t@city.morioka.iwate.jp